8Mile

ヒップホップってかっこいい。


『8Mile』は、超有名ラッパー・エミネムの半自伝映画。エミネム扮するB・ラビットは天才的なMCスキルを持ち、「いつか売れる」と周囲から期待をされている。にもかかわらず、暴力と貧困と労働に押しつぶされそうになっており、MCバトルで一言も発せないままステージから降りるなど開花できずにいる…。


この作品では、咲野さんはグレッグ役の吹き替えをなさっています。映画序盤から出てくるので、「咲野さんまだかな~まだかな~」という待ち時間は短め。B・ラビットの母親と連れ立っていることが多いので、後半までちょくちょく出番があります。

この映画の前に『鬼神伝』を見たのですが、咲野さんの出番はほんの少しで不完全燃焼だったので、『8Mile』はいいかもしれない…(何に)。

役どころとしては、B・ラビットの母親の恋人で、チンピラ感があります。『ココ・アヴァン・シャネル』で上品紳士を演じてらっしゃるかと思えば、こういった喧嘩っ早い役もこなされる咲野さん、やっぱりすごいお人なのでは…?


映画自体はすっごく好みです。さまざまな場面でエミネムの曲が使われ、「あっこれ聞いたことある!!!」ってなるやつ。全体的に暗くシリアスで暴力シーンもあるのですが、ヒップホップのイメージそのまんま映画になった感じです。MVとかではなく、MCバトルが見られるのもエンタメ性高いと思います。

ギャングスタ、人種差別、貧困、廃墟、たった8マイルで隔てられた格差。

デトロイトの90年代のリアルと退廃的な空気を感じたい方、ヒップホップ好きな方におすすめです。


(それにしてもエミネムの鼻が高い:会長)

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